板金機械

レベラーフィーダーの取り扱いメーカーの特徴を一覧で解説してみた

レベラーフィーダー メーカー

 

 

さて今回はプレス機械でのコイル材の送給に欠かせない機械であるレベラーフィーダーについてメーカーごとの特徴を一覧で解説していきます。

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レベラーフィーダーはどんなメーカーが取り扱っているのか、大まかな特徴や売れ筋の機種などをざっくりと知りたい方は参考にしてみてください。

主にプレス機械のメーカーが取り扱うレベラーフィーダー

レベラーフィーダーの専門メーカーも昔から老舗の会社はありますが、プレス機械とセットで稼働するためやはりレベラーフィーダーを取り扱っているメーカーはプレス・板金機械メーカーが多く、プレス機械の設置からレベラーフィーダーの据え付け、順送システムとの接続や細かな調整が全体でできる点がメリットです。

種類も大型のものから小型のレベラーフィーダー、ワークの反りの矯正力の異なるラインナップなど豊富に種類があります。

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アマダオリイ(AMADA orii)

板金機械メーカー「アマダ(AMADA)」に含まれているプレス機械、フィーダーやレベラー、アンコイラーなどプレスの順送システム部分を専門的に扱うメーカー(グループ会社)です。
母体のアマダ(AMADA)は、プレス機械だけでなくレーザーや板金機械全般で有名なメーカーです。

もともとプレス機械の周辺機器メーカーだったオリイメックがアマダに吸収合併されたメーカーです。
アマダの中でもプレス、レベラーフィーダーなどの周辺機器のほかに、ばね成型機事業も展開しています。

板幅50~600mmまで、厚みは3.2㎜までで、11本のレベリングロールで矯正力が高いシリーズの
>LCC HY1シリーズも人気です。

アマダ レベラーフィーダー出典:アマダオリイ(AMADA orii)

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このアマダオリイのレベラーフィーダーの特徴はなによりレベラーの矯正力の高さ。
写真のようにワークロールの清掃も開放型になって実施しやすくなってます↓

アマダオリイ出典:アマダオリイ(AMADA orii)

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また、アマダオリイのレベラーフィーダーで薄板0.3mm~のワークにはこちらのLCC-03KRがおすすめです。

LCC-03KR アマダオリイ出典:アマダオリイ(AMADA orii)

LCC-03KR。薄いワークならこれで順送ができる。特徴は機械の全体サイズ。
比較的他のレベラーフィーダーよりもコンパクトで省スペースなのがメリット。

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種類も豊富なので、
コイル材に合わせて選定してみましょう!

※以下2020年3月19日追記

アマダオリイ レベラーフィーダの主なオプション品
・全ロール鍍金
→ロールに鍍金加工を施し、傷や擦れからワークを守ります
・入口幅ガイドハンドル
→レベラー部分の入り口へのガイドの幅調整は本来スパナでの調整ですが、これを付けるとハンドル式でカンタンになります
・ループ光電検知
→ワークのたわみを検知して送るアンテナがL字の鉄の棒が基本ですが、光線センサー式で検知に変更可能です

コマツ

コマツ レベラーフィーダー出典:コマツ(KOMATSU)

ショベルカーやフォークリフトなどの建設機械・車両でも有名なメーカーですが製造業関連の現場ではプレス機械・ベンダーなどの鍛圧・板金機械が親しまれています。
大まかに言うと「コマツ」とひとくくりにされますが、コマツが親会社でその100%子会社がプレス機械・ベンダーなどの鍛圧・板金機械メーカーである「コマツ産機株式会社」です。

2018年に発売された↑の写真のSF100H-1が機械業界では話題になりました。
特徴としてはハイテン素材に対応している点で、同時期に発売された新型のサーボプレス「H2FM」と同期制御することで30%生産性が向上しています(従来比)

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コマツ製サーボプレスの高生産性にあわせて、送り能力が向上した機種です。
より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

アイダエンジニアリング(AIDA)

アイダ レベラーフィーダー出典:アイダエンジニアリング

↑写真はLFA-Gシリーズ
汎用サーボプレスをはじめとした中・大型のプレス機械や高速プレスも取り扱うプレス機械メインのメーカーです。
アマダ、コマツと同様、自社のプレス機械と相性のいいレベラーフィーダーのメーカーでもあります。

写真のレベラーフィーダーLFA-GシリーズはAIDAの中でも材料幅600mmまで、板厚6mmまでの中型機種。
オートスレッディングでアンコイラー→金型入口への通板作業を手作業でやらなくてよいため時短と安全性の面でメリットは大きいです。

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歩留まりを最適化するジグザグ送り機能もあります。

プレス機械メーカー以外のレベラーフィーダー主要メーカー

プレス機械メーカー以外が取り扱うレベラーフィーダーも数多く活躍してます。
コイルラインなどプレスへのコイル材自動送給装置を専門に扱うメーカーも多く、専門的な形状のフィーダーなども揃います。

ユタニ

アンコイラー出典:株式会社ユタニ

大阪府の八尾市に本社があるレベラーフィーダーなどのコイルラインを中心とした自動化搬送装置のメーカーです。
↑新しく開発されたコイルのたわみをS字に制御するアンコイラー「S字ルーパー」も人気です。
名古屋、群馬、上海、タイなどに営業所を持っています。

ユタニ製 レベラーフィーダー FD2シリーズ

ユタニ-レベラーフィーダー-FD2出典:株式会社ユタニ

ユタニのレベラーフィーダーの中でも中位機種のFD2という機種です。
FD2は板幅【70~400mm、70~600mm】の2種類があり、これらより小型のFD1シリーズも扱っています。

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ユタニ製レベラーフィーダーの中でもいちばん標準的な機種です。

ユタニ製 レベラーフィーダー FG4モデル

レベラーフィーダー出典:株式会社ユタニ

こちらのFGシリーズはコイルを意図的にばらけさせることでピットを掘らずにトップ速度で長い寸法を送ることができます。

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送り長さが長いワークにはユタニのこのシリーズが便利です。

伊達機械株式会社

伊達機械株式会社出典:伊達機械株式会社

埼玉県さいたま市に本社を置くレベラーフィーダーのメーカーです。
創業当時は工作機械・フライスなどの製造も行っており、昭和28年頃からプレス用搬送装置の製造販売を開始している老舗です。

サーボ出典:伊達機械株式会社

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現在では上のようなプレス機械用の「サーボトランスファ」も製造しています。

サーボトランスファとは?
プレス機械の多行程加工で左から右へとワークを送り、それぞれ別の金型を使用して順番に1台のプレス機械で加工する装置がトランスファです。
昔はメカ式のトランスファが多かったですが、この装置はそれをサーボで制御しているため、送り長さが自由に調整設定可能です。

この伊達機械株式会社もプレス機械の自動送給装置専門メーカーなので、薄板・中板・厚板まで様々なワーク送りがカバーできます。
またアンコイラーが別置きのレベラー単体も種類は多く人気です。

DATE出典:伊達機械株式会社

中厚板用のスタンダード機種「NCML」。
板厚~4.5mmで板幅400~1300に対応します。
最小幅は0.5~なので薄板と中厚板メインの加工にはこれがあれば対応できます。

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タッチパネル式なので操作性も良いです。
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まとめ

メーカーを選ぶ際のポイントとしては単純に本社や営業所が近くにあるメーカーにまずは聞いてみるのが良いと思います。
また、現在使用しているプレス機械本体がある場合、そのプレス機械のメーカーへ問い合わせてみるのも安心ですね。

悠
コイル押さえの拡縮方式など細かいこだわりがある場合は実際にワークのコイル材をメーカーさんに見てもらうのが確実です。

今回はプレス機械へのコイル材供給に活躍している機械「レベラーフィーダー」について取り扱っているメーカーを一覧で解説してみました。
この記事が役に立った方は是非コメント等残してもらえると嬉しいです。
それでは今回はこのへんで。

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