このWEBサイトの管理人の「悠(ゆう)」です。
今回はかんたんな自己紹介と、
機械商社に勤務する僕が情報発信する理由についてお話しします!
コンテンツ
かんたん自己紹介
悠というハンドルネームで機械やものづくりについて情報発信しています。
機械といってもいろんな機械がありますが、
ものづくりの現場で活躍する工作機械やプレス機械などの比較的大きめの機械を中心にご紹介していきます。
令和元年現在29才、身長181センチと長身が売りです。
現在は大阪府東大阪市の一角にある機械・工具商社が集まる「大阪機械卸業団地」の中の「楠本機械株式会社」というところで働いています。
大学を出てからずっと工業系の商社などに携わっていたわけではなく、26才までは新卒採用で人材系ベンチャー企業の営業をしていました。
今回は僕のお仕事である「機械商社」についてどんなしごとなのか業務内容などまとめてみました。
機械商社のおしごととは
機械商社ってなにしてる会社?
という方がほとんどとおもいますので軽く説明を。
カンタンにいうと、
機械を買い取ったり、売ったりする商社です
これらの機械・産業機器・ロボットなどは、
主に製造業の現場で製品を加工・製作するために使われているものです。
■スマートフォンなど電子機器に使用されている部品の製造
■家具や店舗什器などの鉄製品の加工
■自動車・航空機などの部品・エンジンなどの製造
関西、特に大阪は昔から製造現場・工場が数多く点在していて、各地に工場が集まった”工業団地”があります。
そんな製造業の会社を経営する社長さんに、設備として機械を購入して生産に役立ててもらうのが仕事内容になります。
機械屋さんとも呼ばれる中古機械商社
もう少し具体的に僕のおしごとを解説します。
現在国内外で市場に出回っている”機械”には2種類あって
⑴新品の機械
⑵中古の機械
です。たまに新品の機械が一定期間倉庫などに保管されていた状態の「新古品」なんかもあります。
主な業務内容はザックリまとめると以下のとおりです。
■新品機械・工場設備の卸売り
■中古機械・中古設備の買い取り査定
■中古機械・中古設備のメンテナンス・修理
■中古機械・中古設備の販売
順番に詳しく解説していきたいとおもいます。
ものづくりに関連する方もそうじゃない方も、”世の中にこんなお仕事があるんだ”と思ってみて頂ければと思います。
新品機械・工場設備の卸売り
さまざまな製品を製造している工場に必要な機械設備を責任者の方といっしょに選定していきます。
例えばおなじプレス機械でもメーカーによって特徴や価格もさまざまなので、お客様(工場)の要望を聞いてその加工内容に最適な機械を提案します。
また、機械の種類やメーカーによって商社に取り扱いが無い場合もあるため、その場合は別の商社から卸売りしたりと対応します。
機械の選定時にはメーカーの営業さん同行で機械のPR説明に行きます。
そして価格の見積もりを出してOKであれば機械の据え付け・立ち上げ運転説明などに立ち会い、サポートしていくというのが大まかな流れです。
プレス機械ってそもそもなに?という方はこちらで解説しています↓
機械メーカーってどんな会社があるの?という方はこちらで解説しています↓
中古機械の買取り査定
工場から使わなくなった遊休機械を買取りします。
機械の買取り依頼を頂くお客様の理由はだいたい
・古い機械を新しく買い替え
・その機械を使う仕事がなくなったため
・工場の廃業
機械の買取りは1台だけのときもありますし、工場の廃業なんかであればひと工場内の機械設備まとめてぜんぶ買取りのときもあります。
大まかな流れとしては、
機械の型式・年式・状態・写真・保管場所など情報をもらう
→現場まで機械を見に行って実際に試運転してみて状態を見る
→機械の買取り価格を提示する
→成立なら機械の搬出作業の実施
→完了!
基本的にはこのような流れで工場の機械設備を買取りします。
中古機械の買取についてはこの記事でより詳しくまとめています↓
中古機械・中古設備のメンテナンス・修理
中古機械・中古設備のメンテナンス・修理を行います。
買い取ってきた機械は現場で使われたままの状態なので、汚れていたり部品が劣化していたり、オイル交換の時期が過ぎていたりします。
そんな中古機械を「商品として売れる状態」にするため修理メンテナンスを行います。
ちなみに、引き取りしてきた中古機械はこんな感じです。
中古機械の修理のようすはこちらをご覧ください↓
■中古機械・中古設備の販売
最後に、中古機械の販売についてです。
僕たちは買取りしてきた機械設備を必要に応じてメンテナンス、パーツ交換などをして完成品として販売しています。
中古機械商社はふつう買取りした機械を自社の倉庫に在庫として置きます。
↓楠本機械㈱に在庫された中古シャーリングマシン
これらの中古機械の在庫はただ置いているだけではなかなか売れません。
そこでインターネットに写真や情報をアップして販売します。
その中古機械情報を見たお客さんが問合せをして、実際に機械を見に来てもらう流れになります。
楠本機械㈱の場合は3つの方法で中古機械の販売をしています。
1つ目と2つ目の中古機械百貨店、マシンライフは中古機械の売買に使われているWEBサイトで、
日本全国の機械商社の中古機械在庫が多数掲載されてますので、いちどクリックして覗いてみてください。
それぞれ機械の数や種類がちがってるのでどちらも見てるだけでおもしろいです。
3つ目の機械団地入札会は楠本機械㈱が所属する機械団地の機械商社が共同で機械を多数展示し、実物を見て購入(入札)できる「中古機械の見本市」です。
大阪機械卸業団地(機械団地)について詳しく知りたい方はこちら↓
こちらの中古機械入札会は、年に4回開催されてます。
組合員(僕たち)に希望すれば入札機械リストがもらえて参加可能になります。
毎回3000点以上の中古機械や中古工具などが展示販売されているので工場設備を実際に見て必要なものを購入できます。
機械団地入札会の冊子を希望の方はこちらから↓
✔お問合せはこちら✔
※入札冊子希望とお伝えください
大まかにいうと、これらが僕の仕事になります。
僕が毎日働いているのは機械商社といって機械に関わるお仕事ですが、
その機械業界にも種類があります。
機械業界のお仕事の種類に関してはこちらをご覧ください↓
まとめ
今回は、自己紹介として僕が勤務する楠本機械株式会社のお仕事内容について解説してみました。
中古機械を買取り・販売する中古機械屋さんはあまりなじみの無いお仕事かもしれませんが、少しでもこんな分野・業界もあるのかと知ってもらえれば何よりです。
今後もどんどん有益な機械情報を発信していくつもりですので、ご要望や質問などあればお問合せフォームからどしどしお聞かせください。