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マシニングセンタとNC工作機械の違い
自動工具交換装置(ATC)がついてるのがマシニングセンタ!
それ以外はマシニングセンタじゃないなにか別の機械です!
この記事では、マシニングセンタとそれ以外のNC工作機械の違いについてハイパーカンタンに解説します。
まずハッキリと結論から言います(2回目)
自動工具交換装置(ATC)がついてるNC工作機械がマシニングセンタ。それ以外はマシニングセンタではありません。
「自動工具交換機能(ATC)がついてない工作機械は200パーセントマシニングセンタではない何か」
とだけとりあえず覚えておきましょう!
結論を言ったところでもう少し詳しくマシニングセンタとNC工作機械についてハイパー分かりやすく解説します。
■自動工具交換装置(ATC)がついてるNC工作機械がマシニングセンタ
■それ以外はマシニングセンタではない。
マシニングセンタに搭載されてる自動工具交換装置(ATC)とは?
自動工具交換装置(ATC)とは、その名の通り必要に応じてマシニングセンタの工具の交換を自動的にしてくれる装置のことです。
5軸加工機をはじめとするマシニングセンタには工具(ツール)を何十本とストックしておける回転式の装置が付いています。
Autmatic Tool Changer
→略して「ATC」です。
これによって「種類の違う複数の加工」がスムーズにできるようになります。
(例:【タップ加工】①ドリルで下穴を空ける→②タップに工具交換してねじ穴を切っていく)
こいつらはマシニングセンタではないんやで。さいしょから装備してへんからな!
■工具を自動的に交換してくれる回転式の装置
■標準装備ではない場合はオプションで付けられるものもある
5軸加工機とマシニングセンタの違い
よく「5軸加工機とマシニングセンタの違いは?」という疑問や質問をネットでみかけることがありますが、
これも結果から言うと5軸加工機=マシニングセンタになります。
大概のこの世の中の5軸加工機はATCがついてますので、マシニングセンタという呼び方が正しいんです。
ただし、ATCがついていない5軸加工機が存在すればそれは「マシニングセンタ」とは呼びません。
5軸加工機は
■段取り時間の短縮
■一回のワークセットで多面加工が一気にできる
これが持ち味です。
なので、複数の工具を交換するATCはほとんど必須になります。
逆にATCがついてない5軸加工機は「何のために5軸にした??」となってしまうわけですね。
■5軸加工機=マシニングセンタでOK
■もし万が一ATCの無い5軸加工機があればマシニングセンタとは呼ばない
まとめ~マシニングセンタとそれ以外の違い~
今回はマシニングセンタとそのほかのNC加工機、5軸加工機の違いについて解説しました。
NETで調べてもわかりにくいものばかりだったので、シンプルに書いてみましたが、いかがだったでしょう?
これでマシニングセンタが結局何なのかがはっきりと認識してもらえたんではないかと思います。
3軸加工機から5軸加工機へと進化していった時点でほとんどの航空・自動車産業の設備がマシニングセンタに変わっていったこともその生産性の高さを語るひとつの背景になっていますね。
またお会いしましょう!
ー悠ー