この記事では、サーボプレスの導入事例の中でも「こんなものを製造するのにオススメ」といった用途とメリットを紹介します。
現在サーボプレスを私が実際に納入している製造現場で使用している中で導入時のメリットが大きかったものをシンプルにご紹介。
設備投資を検討されている方の「サーボプレスをどう現場で活用するのか」といった部分での参考にもなるかと思います。
コンテンツ
サーボプレスとは?
■型抜きのスピード
■加圧する位置
■加圧する圧力
これらを使用者の任意の数字で変えてプレス加工できます。
加圧するスピードだけでなく、加圧していない時(無駄な時間)の高速化により作業時間を短縮でき、生産性を向上させることができたり、他にも様々なメリットがあります。
サーボプレスのおすすめ取り扱いメーカー
JAM(日本オートマチック)
引用元:日本オートマチック
もともと油圧式プレスを作っているメーカーでもありましたが、現在は生産を終了し省エネプレスの代替え機としてサーボプレスをメインに扱うメーカーです。
このメーカーのラインナップは小型機が多く、最大でプレス能力は98knですので、薄板の抜きなどに用いられます。
AIDA(アイダ)
引用元:アイダエンジニアリング株式会社
ラインナップは加圧能力800kn~3000knまでを網羅しているプレス機のメーカーでは老舗の大手メーカーです。
AIDA独自に開発した低速高トルクモーターで高精度な加工を実現します。
AMADA(アマダマシンツール)
引用元:アマダマシンツール
こちらも有名どころです。
プレス機といえばアマダ。という製造業の社長も多いのではないでしょうか?
順送でプレスを連結させたりする際の周辺装置も豊富で工場のシステムアップに貢献してくれるメーカーです。
サーボプレスはこんな現場におすすめ~用途と導入事例~
■精度の高い絞り加工がしたい
■つなぎ目の無い形状にしたい
■三段絞りなどの複雑な加工をしたい
■ステンレスの深絞り加工
サーボプレス導入事例:USBコネクタ(USBタイプC)
サーボプレスといえば「絞り加工」。
他のプレス機と比較して加工がなめらかに実施できるのがなによりの特徴です。
中でも難しいとされている「USBコネクタのタイプC」を量産するにはサーボの絞りがおすすめです。
USBをパソコンのポートに差し込んだけど認識しなかったので向きを逆にして差し込んだら認識して使えた、という経験はありませんか?
コネクタタイプCはUSBメモリをどちらの面から差し込んでも使える優れものです。
このコネクタを製作するにはどうしても差し込み部分の端面がキレイにつながっていなければ完成しません。
そんな精密な絞り加工にもサーボプレスの制度の良い絞りが活きてくるのです。
また、ステンレスなどの絞りも複雑な(3段階になっているものなど)ものでもキレイに加工することができます。
ー悠ー