工作機械メーカーのヤマザキマザックは
H30年11月1~6日のあいだ、
東京ビッグサイトにて開催された
世界工作機械見本市【JIMTOF2018】にて
サンダーバードとコラボレーションしたブースを出展していました。
今回はヤマザキマザックのブースを現地に行ってリポートしたいと思います。
マザックは毎回いろんなアプローチで展示会に出展してるな!
コンテンツ
【ヤマザキマザック×サンダーバード】JIMTOFでの展示を見てきた
そもそもサンダーバードとは
1965年から1966年にイギリスで放送された人形劇による1時間枠の特撮テレビ番組。
1966年に『サンダーバード 劇場版』、1968年に『サンダーバード6号』が劇場公開された。2004年にはアメリカ合衆国で製作された実写版映画が公開され、2015年からはリブート版『サンダーバード ARE GO』が放送されている。
世界各地で発生した事故や災害で絶体絶命の危機に瀕した人々を、国際救助隊[IR](International Rescue)と名乗る秘密組織がスーパーメカを駆使して救助する活躍を描く物語である。 wikipediaより
戦闘機が戦ったり人形を使ったアニメーションの雰囲気はなんとなく知っている。という程度です。
年に一回の親戚の集まりに来る程度のおっさんの顔を思い浮かべてください。
それとちょうど同レベルのうろ覚えです。
その『サンダーバード』と『ヤマザキマザック』のコラボ展示でした。
ヤマザキマザックブースの入り口はこんなかんじ。
USJみたいですね!
そしてスタッフはサンダーバードの服装でお出迎えという世界観の徹底ぶり・・・!!
今回の #JIMTOF2018 #マザック ブースでは、特別に #サンダーバード 隊員の制服を身にまとったスタッフがお出迎えします。他にも出品機やセミナー、プレゼンテーションなど、こだわり溢れるブースへみなさまぜひご来場ください!https://t.co/WWK5TPC262 pic.twitter.com/GxUyXQxcIn
— ヤマザキマザック(株) (@Mazak_Japan) November 5, 2018
ここまでくるとほんとにテーマパークのような感覚になりますね。
他にも実際にサンダーバードのアニメーションで使用されていた登場人物の人形なんかの展示もあり、
徹底したコラボレーションとなっていました。
ヤマザキマザックのジムトフ展示内容
展示内容としては、ハイブリッド複合加工機を含む23台の実機が展示されていて、実際に加工もしておりその迫力は圧巻。
最新の5軸加工機をはじめとした工作機械を筆頭にレーザー加工機、今話題のIoTソリューションも大きなモニターで展示されており、より良い未来へ向けた技術者の全力が惜しげもなく披露されていました。
展示⑴IoTソリューション
前回から熱がさらに高まってきている機械と人をインターネットで繋ぐIoTの技術。
今回のJIMTOF2018でも主要メーカーが声高にPRする「IoT」も例にもれず活発なブース展示でした。
【IoTソリューション】
さまざまなものづくりの製造現場で稼働する工作機械をインターネットで管理する技術やノウハウのこと。
どの機会がどれだけ製品の加工をしたかを見える化したり、機械の調子を常に表示し、トラブルの際は離れた場所からも対応できるなど無数のメリットがある。
マザックブースでもIoTを活用したマザックのサービス「Mazak iCONNECT」が展示されており、大盛況といった印象でした。
マザックブース(E5001)中央では、IoTを活用した総合サービス「MAZAK iCONNECT™」をご紹介しています。
お客様、マザックマシン、そしてマザックを最新技術でつなぎ、お客様の生産性を高める加工支援・トレーニング・メンテナンスなどのソリューションを提供します。https://t.co/phoABQmXjp pic.twitter.com/htEofdu5lo— ヤマザキマザック(株) (@Mazak_Japan) November 4, 2018
Mazak iCONNECTの機能
■遠隔で機械の状況を診断
機械がトラブル時にオンラインサポートが遠隔で状況をいち早く判断、サポートしてくれます。
■アラーム・通知が届く
機械停止や加工完了するごとにアラームが手元のスマートフォン・タブレットに届きます。工具寿命などを作業者にメールで通知し、これによりアラーム解除、次の加工準備などの作業に素早く移行できます。
■CNCバックアップ
加工プログラムや工具データを自動的にクラウド上に保存してバックアップを取ります。
機械ごとにバックアップするタイミングを設定できるので便利。
すごい至れり尽くせりなサポート体制です。
とにかくもりだくさんの内容で、
最先端のモノづくりの技術が数多く発見できます。
展示⑵工作機械実機の展示
展示の工作機械で実際に加工された素材がこちら。
これがもともとは無垢の円柱状の鉄の塊というから恐ろしい。。
僕は仕事柄、お客様の工場でこのての加工を実際に見ることも多いですが、
それでも最新鋭の技術は素晴らしいの一言で、テンション上がりっぱなしでした。
展示の加工とは異なりますが、イメージが湧かない方は下の動画を見てもらえれば一発でイメージできますよ!
まとめ~マザックとIoTとサンダーバード
今回のJIMTOF2018、かなりの大盛況といっていいでしょう。
注目されていたIoT分野は、前回の2016年JIMTOFでは「生産性を見える化する」とか「稼働状況をいかに把握するか」がメインでしたが今回は違いました。
「生産性を把握した後にどのように変えていくか」「稼働状況を次に向けてどう改善するのか」に視点が移っていて、より一層IT化の加速を感じます。
便利になり、手間が省けるのは当たり前で、すでに次のステップへと向かっている。
といった印象。
しかし一方で、IoTソリューションが進化し生産現場へと導入されているところもあるけれど、
そうじゃないところもあるのが現実です。
規模の小さな現場だと、工場全体をリンクさせて一括管理するというニーズがそもそもない。
そんな現場も確かにあるということを忘れてはいけません。
変わっていく時代。
省人化でコストが抑えられる中、どれだけ柔軟に各製造現場で最新の機械を取り入れることができるかが日本のものづくりのカギとなってくるでしょう。
それでは今回はJIMTOF2018のヤマザキマザックブースについてお届けしました!
少しでもものづくり・工作機械に興味を持ってもらえたらとても嬉しいです!