この記事では、モーター出力においてのkw(キロワット)と
馬力の関係性についてわかりやすく解説します。
産業機器・機械の動力を大きく左右するモーターですが、表記は「kw」(キロワット)となっているものがほとんどです。
普段私たちはこのモーターのkwを馬力に換算して話したりします。
馬力でその機械の”能力”やだいたいの”大きさ”自社の設備に”使えるか”などの
はなしを詰めていくときによく出る言葉です!
モーターの[馬力]が重要視される機械は・・・
コンプレッサー・集塵機・ミストコレクター
その他あらゆる機械の駆動部分に使用されるモーター
今回はそんなモーターの「馬力」「kwからの換算・算出方法」についてハイパーカンタンに説明していきます。
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モーターに表記されてるkw(キロワット)ってなにを表してんの?
kw(キロワット)=定格出力(軸出力)です!
モーターに記載されているkwは、日本語にすると定格出力(軸出力とも呼びます)
のことを指します。
って、そもそもその「定格出力」ってのはなんなんじゃー!?
じゃあそもそも定格出力とは?
定格出力とは
“モーターが安全に達成できる最大の出力”のこと。
つまり、機械を動かすモーターや原動機のkw(キロワット)とは、
そのモーターが損傷なく生み出せる一番大きいパワーのことです。
ではそれを馬力に換算してみましょう。
モーターのkw(キロワット)を馬力に換算すると?
それでは、モーターのkw(定格出力)を「馬力」に換算してみましょう。
やり方?は簡単です。
とりあえずこれだけ覚えておきましょう。
0.75kw=1馬力
はい、かんたんですね。
0.75kwが1馬力なので、モーターに書いてあるkwを0.75で割ればそのモーターの馬力が分かります。
なので「7.5馬力」と分かります。
馬力とは?
じゃあそもそも「馬力」って何なの?って方はこちらを読んでください。
1馬力は、75kgの物体を1mうごかす力のことです。
馬力は「HP」HP(Horse(馬)Power(力))と表記されることもあり、
馬一頭分の仕事率(パワー)を表したことが由来です。
現在の機械系や産業機器系の分野では「HP」と「kw」で表記するのがスタンダードです。
車のメーカーによっては他に「PS」や「CV」CVと表記しているメーカーもあります。
トルクと回転数から馬力(出力)を換算する計算式
(令和1年11月28日追記)
トルクと回転数から馬力を計算する式は、
トルク×回転数=馬力
トルクと回転数さえ分かっていればこちらの計算式でも馬力を計算することができます。