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ラッシングベルトを持ってないと起こる危険性は?
この記事をお読みになっている皆さんは
・ラッシングベルトを持っていないから欲しい方
・今使っているラッシングベルトが使えなくて代わりを探している方
のどちらかにあてはまるかと思います。
⑴積み荷が倒れてしまい破損してしまう
⑵積み荷が走行中に道路へ落下して事故につながる可能性がある
⑶積み荷が配達中の商品だった場合、破損した責任を取らされる
⑷とにかく危険
特に高速道路なんかだと大事故につながってしまいますので要注意です。
また、お仕事で背の高い荷物など運ぶときは「個人の問題ではなく会社全体の責任」となってしまいますので、荷造りを適当に行うことは絶対に避けましょう!
背の高いものや揺れ・動きやすい積み荷には必ずラッシングを!
T字やS字フックは使うな!?ラッシングベルト選びの注意点とは
ラッシングでよく見かけるのが、下のようにフックがS字やT時状の鉄製になっているタイプのもの。
このフックをトラックなどの左右にあるバーに引っ掛けて荷締めを行うのが一般的です。
鉄製のフックだとトラックのボディにきつく当たってしまい、ボディを傷つけることがあります。
また、積み荷のサイズの関係で「あと数ミリフックが伸びたらいいのに!」といったときに柔軟に取り回しがきかない。
といったデメリットもあります。
【拡大画像】
↑ステンレスなど鉄製のフック。これを引っ掛けて使いますが注意も必要です。
そこであと少し融通きけばぴったしで荷造りできるのに!ってヤキモキすることも多々あるねん。
上記のようなフックがついたラッシングも悪いとは言いません。
じっさい、以前はこちらのタイプを使っていた時期もありました。
しかし車のボディに注意が必要だったりいろいろと面倒が多く、使い勝手はいまいちでした・・・。
鉄製フックがついたラッシングベルトは・・・
・融通が利きにくい
・ラッシング時、車のボディに傷ができることがある
・あとちょっと!の時の柔軟性がない
フープ(輪っか)付きのおすすめラッシングベルト
では、上記を踏まえたうえで「おすすめのラッシング」をご紹介したいと思います。
これならフックを引っ掛ける時や積み荷運搬時に当たっても、車のボディを傷つけることなく荷造りができます。
でも、耐久性は大丈夫なん?
なんか頼りない気がするんやけど。
こちら破断強度900kgまで耐えられる
なかなかのツワモノなんです!
破断強度=ラッシングが破損せずに耐えられる強度
※使用適正荷重は180kg
ラッシングおすすめポイント3つ
大工道具・電動工具などの専門メーカーが手掛けている
プロの職人たちが常日頃愛用する大工道具(メジャーやヤスリ、ハンマーなど)・ラチェットレンチやスパナなどの工具を取り扱っている【藤原産業株式会社】というメーカーのブランドである「SK-11」というブランドからラインナップされているので、使い勝手や強度も安心できます。
締める時に力がいらないラチェット式のラッシングベルト
下のようにレバーをガチャガチャっと引くだけで”てこの原理”で荷締めが完了するので力を入れず荷造りが可能です。
↑ラチェット機構部もしっかりしていて安心
布製のフープ型フック付きのラッシングベルトがオススメ!
上記にも書いたように、よっぽどの理由がない限りは鉄製ではなく布製のラッシングを選ぶことをオススメします。
大事なトラックや車のボディに傷をつけず、かつ柔軟性のあるフックなのでスムーズな荷造りが可能になります。
おすすめラッシングベルトスペック詳細
最後に、今回オススメした荷締め機の寸法や材質などの詳細を載せておきます。
用途:軽トラックの荷締作業・軽作業
全長:4.5m(固定側0.5m・巻き取り側4.0m)
使用荷重:180kg
ベルト幅:32mm
ベルト厚:1.4mm
破断強度:900kg
使用荷重:180kg
ベルト材質:ポリエステル
そしてこちらなんと「2個セット」!
2個組でこの価格は他でもあまり見かけなかったので、価格面でもお得なんです。
ラッシングをする際に一か所だけ締め付けてもダメな時もありますので、安心ですね!
軽トラック以外にも、1.5~2トンくらいのトラックなら全長4.5mで長さがちょうど良いくらいの使用感です。
逆にベルト幅が細いと冷蔵庫など背の高い荷物は不安定になり危ないんです。
木製のものだと食い込む可能性もあるので、これくらいの幅は欲しいところですね!
こんなものを運ぶときにおすすめ
■家具(冷蔵庫、電子レンジ、タンス、ソファ、洗濯機)などの引っ越し用途
■DIY機械系(コンプレッサー、ボール盤、鋸盤)などの機械運搬用途
■配送業(アルミサッシ、ガラス、建築資材)などの運搬用途
S字フックのおすすめラッシングベルト3選
~2019年10月8日追記~
布製のフープ(輪っか)型のラッシングベルトが融通がきくし使い勝手が良いのは確実なんですが、
とはいえ金属製のフックがついたラッシングベルトでも、注意さえすれば使いやすく重宝します。
S字フックのラッシングベルトのおすすめポイントは以下です。
・引っ掛け部が布製ラッシングベルトの場合、ワイヤーのささくれなどギザギザなものを扱う時に傷がついてそこから避けてしまうが、金属製のS字フックはその心配がない
・フックを掛けるだけなのでさまざまな方向から荷締めが可能
ここでS字フック付きのラッシングベルトを使いたい!という方向けに個人的におすすめの3つを紹介しておきます。
価格が安価なキャンプや引っ越しなどの軽い荷締めにオススメなラッシングベルト
なんといっても価格が安い。こちらも2本セットです。
トラックの荷台が滑りやすい場合は2か所で締めたほうがいいので、ずれやすい縦長の荷物の運搬には2本締めがいいかと思います。
しかもこの価格で耐久性は破断荷重680kg,最大使用荷重225kg。
ラッシングベルトに繊維が詰まっているタイプなので頑丈で、ラチェット式なのでカンタンに使えますよ。
用途:引っ越し運搬、DIY、アウトドアなどの軽い荷締め
破断荷重:680kg 最大使用荷重:225kg
長さ:4.5m 二本セット
家具や機械など重ための製品の運搬におすすめのラッシングベルト
これもかなり安いです。
安価な割に高強度のポリエステル原糸を使用してるので頑丈です。
上のラッシングベルトよりも耐荷重が大きくベルト幅も太いので、上記のOhuhu製ベルトでは少し不安な方はこちらを選ぶと良いでしょう。
用途:家具家電の運搬、機械設備の固定など
長さ:6m(巻き取り側)+0.5m(固定側)=全長6.5m
ベルト幅:35mm 破断荷重:1500kg
素材:ポリエステル原糸100%
高強度で重量物に適したラッシングベルト
このラッシングベルトのおすすめポイントは、なんといっても国際基準化機構ISO9001:2008認証工場で生産されたCE&TUV&GS規格の高品質輸入直販品という点です。
価格もまあまあ安いです。
スリーブ(傷から防ぐために荷物に当てておく当て布)が2個付いてるので荷物が傷つきにくく安心です。
用途:家具家電の運搬、機械設備の固定など
長さ:5m(巻き取り側)+1m(固定側)=全長6m
ベルト幅:50mm 破断荷重:4000kg
素材:ポリエステル原糸100%
PL(生産物弁償責任)保険加入商品
まとめ
いかがだったでしょうか?
一口にラッシングベルトといっても実際に使ってみないと使い方や便利さはなかなかわからない部分ではありますよね。
今回は、機械屋の分野から裾野を広げて「運搬工具」のレビューを書いてみました。
そんな時にこの記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
備えあれば憂いなし。念には念を入れてしっかりと荷造りしましょう!